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『VIVANT』第2シーズンも前半戦が一区切りし、物語はいよいよ後半戦へ向かいます。
第18話では、別班員の拉致、シンシーの動き、新庄浩太郎の生存、長野専務の正体、野崎の潜入など、これまで散らばっていた伏線が一気に整理されてきました。
ただ、その一方で、まだ本当の黒幕は見えていません。
むしろ第18話までを見た印象では、「今動いている黒幕」と「物語全体の最終黒幕」は別にいる可能性もありそうです。
この記事では、『VIVANT』第2シーズンの黒幕候補を、怪しい人物、裏切りの伏線、真の黒幕候補という視点から考察していきます。
※この記事は『VIVANT』第2シーズン第18話までの内容をもとにした考察です。
後半戦の放送内容によって、黒幕候補や伏線の解釈が変わる可能性があります。
目次
『VIVANT』第2シーズンの黒幕は誰?第18話時点の考察
第18話時点で、黒幕候補として最も怪しく見えるのは、シンシー責任者の樊林杏です。
別班拉致の実行組織に近い立場であり、情報アクセス権限も大きい人物として描かれているためです。
ただし、ここで注意したいのは、樊林杏が「現在の事件を動かしている人物」だったとしても、それがそのまま「最終黒幕」とは限らない点です。
『VIVANT』は、分かりやすく怪しい人物を一度前に出し、その奥にさらに別の思惑を隠す構成が多い作品です。
野崎の裏切りが、実際には公安承認の潜入捜査だったように、黒幕に見える人物が本当の黒幕ではない可能性もあります。
その意味で、第18話時点の黒幕考察は、誰が怪しいかだけでなく、誰が誰を利用しているのかを見る必要があります。
黒幕候補を比較|怪しい人物と根拠
まずは、第18話終了時点で黒幕候補として名前が挙がりやすい人物を整理します。
| 人物 | 所属・立場 | 黒幕説の根拠 | 反証・疑問点 |
|---|---|---|---|
| 樊林杏 | シンシー責任者 | 別班拉致の実行組織トップに近く、情報アクセス権限も大きい | 現在の事件黒幕と最終黒幕が同一人物とは限らない |
| 長野利彦 | 丸菱商事専務・別班員 | 第1シーズンから正体不明の部分が多く、第13話で別班員と判明 | 別班員であることは分かっても、黒幕かどうかは未確定 |
| 新庄浩太郎 | 元公安 | ベキ脱獄や別班拉致に関与していた可能性がある | 黒幕ではなく、テントのモニターや実行役として動いただけの可能性 |
| 野崎守 | 公安外事課 | 別班情報をシンシーに売却したように見えた | 公安承認の二重スパイ、潜入捜査だったと判明 |
| 佐野雄太郎 | 公安部部長 | 野崎の潜入を把握し、公安内部の状況にも詳しい | 日本を裏切ったわけではないとされている |
| 劉銘軒 | 元野崎の部下 | 5年前の北京エピソードに関わる重要人物 | 死亡説・生存説があり、忠誠先がまだ見えない |
| 張競士 | 元野崎の部下 | シンシーのダブルエージェントと告白している | 5年前の北京で死亡した可能性がある |
この中で、最も直接的に黒幕らしく見えるのは樊林杏です。
ただし、物語全体の深さを考えると、長野専務、劉銘軒、張競士の過去も無視できません。
特に『VIVANT』は、現在の事件だけでなく、数年前の出来事や過去の選択が現在につながる構成になりやすい作品です。
第18話までで見えている黒幕は、まだ表側の黒幕にすぎないのかもしれません。
樊林杏が黒幕候補として最有力に見える理由
第18話時点で最も黒幕に近い人物として考えられるのは、シンシー責任者の樊林杏です。
樊林杏は、別班拉致に関わる組織側の中心にいる人物と見られています。
別班の動き、公安の動き、シンシー内部の作戦にアクセスできる立場であれば、今回の事件を動かすことも可能です。
また、別班員を拉致するには、相当な情報力と実行部隊が必要です。
単独犯や小規模な裏切り者だけで動かせる事件ではありません。
そう考えると、シンシー側の責任者である樊林杏が、現在の事件の黒幕候補として浮上するのは自然です。
ただし、気になるのは樊林杏の目的です。
ただ別班を潰したいだけなのか。
乃木を誘導したいのか。
それとも、別班や公安、テントをまとめて動かすことで、さらに大きな敵をあぶり出そうとしているのか。
もし樊林杏にも上位の指示者がいるなら、彼女は最終黒幕ではなく、現在の局面を動かす駒である可能性もあります。
長野専務は黒幕なのか?第1シーズンから続く違和感
長野利彦は、第1シーズンからどこか正体不明の人物として描かれてきました。
第2シーズンでは別班員であることが判明し、乃木に大きな影響を与える存在として再登場しています。
長野専務は、乃木が迷った場面で叱咤し、別班員救出へ向かわせるきっかけにもなりました。
一見すると、乃木を奮い立たせた味方のように見えます。
しかし、ここで少し引っかかるのは、長野の行動によって乃木が再び危険な場所へ向かう流れになっている点です。
もし長野がすべてを見越していたなら、乃木を動かすこと自体が誰かの計画に組み込まれていた可能性もあります。
もちろん、長野が黒幕だと断定するには材料が足りません。
別班員として日本側のために動いているだけとも考えられます。
ただ、第1シーズンから残っていた違和感が、第2シーズンで別班員という形で回収された以上、まだもう一段階の秘密があっても不思議ではありません。
長野専務は黒幕そのものではなくても、真の黒幕に近い情報を知っている人物なのではないでしょうか。
新庄浩太郎の裏切りは本物だったのか
新庄浩太郎は、第2シーズンの裏切り要素を語るうえで外せない人物です。
ベキ脱獄や別班拉致に関わっていた可能性があり、視聴者の間でも「やはり裏切り者だったのか」と注目されました。
ただ、第18話で生存が明らかになったことで、新庄の立ち位置は少し変わってきました。
新庄は黒幕というより、テントのモニターとして動いていた実行役に近い可能性があります。
つまり、自分の意思ですべてを操っていたというより、別の目的や忠誠心によって動いていた人物かもしれません。
新庄が本当に裏切ったのか。
それとも、乃木やベキ側の計画に必要な役割を演じていたのか。
ここは後半戦で大きく回収されそうです。
『VIVANT』では、裏切りに見えた行動が、後から別の意味を持つことがあります。
新庄もまた、単純な敵ではなく、テント、別班、公安の境界線上で動く人物として描かれる可能性があります。
野崎の裏切りは二重スパイだった
野崎守の動きも、第2シーズンの大きな裏切り伏線でした。
野崎は、別班情報をシンシーに売却したように見えました。
そのため、一時は野崎が裏切ったのではないかという見方も強まりました。
しかし実際には、公安承認の二重スパイとして潜入していたことが判明しています。
この展開は、『VIVANT』らしいひっくり返しです。
表向きは裏切り。
しかし裏では、さらに大きな敵を探るための潜入。
野崎の行動は、視聴者をだますためのミスリードであると同時に、後半戦の黒幕探しの基準にもなります。
つまり、今後も「裏切ったように見える人物」が、本当に裏切っているとは限りません。
逆に、味方に見える人物ほど、最後に大きな秘密を抱えている可能性があります。
公安内部のスパイは後半戦の重要伏線
第17話では、ジャミーンの能力によって公安内部のスパイ2人が特定されたとされています。
ただ、その詳細はまだ後半戦へ持ち越されています。
公安内部にスパイがいるということは、野崎や佐野だけでは見抜けないほど深い場所に、敵の情報網が入り込んでいるということです。
もし公安内部のスパイがシンシーとつながっているなら、樊林杏黒幕説はさらに強くなります。
一方で、そのスパイがシンシーではなく、別の組織や防衛省内部の人物につながっている場合、真の黒幕はまだ表に出ていない可能性があります。
ここで大事なのは、公安内部の裏切り者が「誰のために動いているのか」です。
金銭目的なのか。
思想や忠誠心なのか。
それとも、過去の事件への復讐なのか。
後半戦では、このスパイの動機が黒幕の正体に直結してくるのではないでしょうか。

劉銘軒と張競士|5年前の北京エピソードが鍵
第2シーズンの黒幕考察で見落とせないのが、5年前の北京エピソードです。
劉銘軒と張競士は、野崎の元部下として名前が挙がっている人物です。
張競士は、シンシーのダブルエージェントだったと告白しているとされています。
一方で、劉銘軒については死亡説と生存説があり、忠誠先もはっきりしていません。
この2人の過去は、単なる回想ではなく、現在のシンシー事件につながる重要な伏線に見えます。
5年前の北京で何が起きたのか。
誰が誰を裏切ったのか。
そして、野崎はそのとき本当に何を見落としたのか。
ここが明らかになることで、現在の黒幕構造も一気に見えてくるのではないでしょうか。
もし劉銘軒が生きているなら、彼こそがシンシー内部、あるいは別の組織につながるキーパーソンになる可能性があります。
真の黒幕は樊林杏ではない可能性もある
第18話時点では、樊林杏が最も黒幕に近い人物に見えます。
しかし、『VIVANT』の構成を考えると、ここで見えている黒幕が最終黒幕とは限りません。
樊林杏は、現在の事件を動かしている責任者。
その奥に、シンシーを利用しているさらに大きな存在がいる。
この二重構造も十分に考えられます。
たとえば、防衛省内部にある別班を操る上位の影。
公安内部に入り込んだスパイ網。
あるいは、5年前の北京事件で生き残った人物。
こうした存在が、樊林杏や新庄、長野専務をそれぞれ動かしている可能性もあります。
つまり、第2シーズンの黒幕は一人ではなく、複数の組織と思惑が重なった構造になっているのかもしれません。
乃木の二重スパイ説はある?
後半戦に向けて気になるのが、乃木自身の動きです。
乃木は別班の人間でありながら、テントやノコルとも深いつながりを持っています。
さらに、父・ベキの存在や遺言も、まだ完全には回収されていません。
もし乃木が後半戦で一見不可解な行動を取るなら、それは裏切りではなく、真の黒幕をあぶり出すための罠である可能性があります。
乃木は第1シーズンから、二重三重に計算して動く人物として描かれてきました。
そのため、後半戦で乃木が誰かを裏切ったように見えても、すぐに敵になったと判断するのは早いかもしれません。
むしろ乃木は、防衛省内部や別班のさらに上にいる影を探るために、あえて危険な立場を選ぶ可能性があります。
乃木が本当に戦っている相手は、シンシーだけではないのではないでしょうか。
ベキの遺言に隠された伏線
後半戦でもう一つ注目したいのが、ベキの遺言です。
ベキは第1シーズンから、乃木の人生とテントの存在をつなぐ最重要人物でした。
そのベキが残した言葉や思いが、第2シーズンの後半で回収される可能性があります。
ベキの遺言が単なる父から息子への言葉ではなく、真の敵を示すヒントだったとしたらどうでしょうか。
乃木とノコルが共闘する意味も、そこにつながってきます。
第18話で乃木とノコル、テント側の人物が再び交わり始めたことで、ベキをめぐる謎も後半戦の重要テーマになりそうです。
兄弟として共闘する乃木とノコルが、ベキの遺志をどう受け止めるのか。
そこに黒幕の正体を解く鍵が隠されているのかもしれません。
後半戦で注目したい伏線
第19話以降の後半戦では、次の伏線に注目したいところです。
- 樊林杏は本当に最終黒幕なのか
- 長野専務は味方なのか、それとも乃木を誘導しているのか
- 新庄浩太郎の生存とテントのモニターとしての役割
- 野崎の潜入捜査の本当の目的
- 公安内部のスパイ2人の正体
- 劉銘軒と張競士の5年前の北京エピソード
- 乃木が本当に追っている敵の正体
- ベキの遺言に隠された意味
- 乃木とノコルの共闘がどこへ向かうのか
特に重要なのは、黒幕を一人に絞りすぎないことです。
『VIVANT』は、別班、公安、テント、シンシー、そして国をまたぐ組織が複雑に絡む物語です。
そのため、単純に「この人が黒幕」と終わるよりも、複数の思惑が重なり、最後に真の敵が見えてくる構成になる可能性が高そうです。
まとめ
『VIVANT』第2シーズンの黒幕候補として、第18話時点で最も怪しく見えるのは、シンシー責任者の樊林杏です。
別班拉致の実行組織に近い立場であり、情報アクセス権限も大きいため、現在の事件を動かしている人物としては最有力に見えます。
ただし、「現在の事件黒幕」と「最終黒幕」が同じ人物とは限りません。
長野専務の正体、新庄浩太郎の生存、野崎の二重スパイ、公安内部のスパイ、劉銘軒と張競士の5年前の北京エピソードなど、まだ未回収の伏線は多く残っています。
特に長野専務は、第1シーズンから続く違和感があり、別班員と判明した後も、まだすべてを明かしていない人物に見えます。
新庄は黒幕というより、テント側のモニターや実行役として動いた可能性が高く、後半戦で真意が明かされそうです。
野崎の裏切りが潜入捜査だったように、『VIVANT』では裏切りに見える行動が、後から別の意味を持つことがあります。
そのため、後半戦では誰が裏切ったのかだけでなく、誰が誰を利用しているのかを見ていくことが重要になりそうです。
『VIVANT』第2シーズンの真の黒幕は、樊林杏のさらに奥にいる人物なのか。
それとも、別班や公安の内部に潜む、まだ見えていない影なのか。
第19話以降の後半戦で、裏切りの伏線がどう回収されるのか注目です。


