この時期になるとかかりたくない病気にインフルエンザがあげられます。今年は新型コロナの影響でダブル罹患の可能性もあり厳重な注意が必要です。インフルエンザに罹患すると、約1週間は出勤・通学が出来なくなり家でじっと完治を待つ孤独な生活が待っています。
罹患しないための予防法を調査してみました。
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インフルエンザの予防方法
それでは、予防方法をチェックしてみましょう。新型コロナ同様基本的な所作が罹患を防止するようです。
手洗い
最も多く、色々な箇所を触る手のメンテナンスは重要です。洗い方によって効果が違うようです。顔を手で触る事もあるので非常に効果的です。
画像出典:byouin.metro.tokyo.jp
今までは図のように洗っている人は少数でしたが、当たり前になりつつあります。
うがい
外出後には、定番の所作です。こちらも手順があるので紹介します。
画像出典:sugimura-dentalcl.com
私は「ブクブクうがい」という手順は実行していない事がなかったので、次から
実践してみようと思います。
★うがいの効果
うがいをすることにより、水の乱流によってウイルスや、埃の中にありウイルスにかかりやすくする
プロテアーゼという物質が洗い流されること、水道水に含まれる塩素が何らかの効果を発揮したことなどが考えられ、またヨード液でそれほど効果が出なかったことについては、ヨード液がのどに常在する細菌叢を壊して風邪ウイルスの侵入を許したり、のどの正常細胞を傷害したりする可能性があるとみている。
出典:ja.wikipedia.org
うがい薬を混ぜてうがいをすると効果が薄くなるという話は意外でした。
マスク
これも定番のマスクです。マスクも昔と比べて、おしゃれになり種類も多様化しています。新型コロナの流行で夏でも着用する必要があり季節により品質が異なるマスクも販売されるようになりました。
画像出典:価格コム
マスクの使用条件を見てみると
・ウイルス飛散防止
・ウイルス感染防止
・アクセサリーアイテム
・化粧隠し
・顔の傷や色、皮膚炎などを隠す
など多種多様です。洋服の一部分となった今では当然の結果でしょう。
またマスクの外し方、処分方法にも注意が必要です。
画像出典:urokoya.ffsagami.com
なるほど、ウイルスがマスク表面から指を経由して口へと移っていくからですね。
こまめな水分補給
これはどんな効果があるのでしょうか。せきとたんの発生する仕組みと関係があるようです。
★せきたんの発生メカニズム
のどから気管にかけての空気の通り道(気道)には、常に粘液とよばれる粘り気のある液体が出ています。この粘液は、ほこりやウイルスなどの異物を見つけると、からだの中に入っても害がないように、絡みついて異物を包みこんでしまいます。
そのため、普段は、そのままつばと一緒に飲み込まれていますが、異物がたくさん入ってきたときやウイルスなどによって気道に炎症がでると、粘液の量が増えて「たん」になります。また、粘り気のある粘液をスムーズに外へ出してくれるのが、気道の壁にある線毛という細かな毛です。線毛は、1分間に1000回という速さで波打って、たんを外に運んでいきます。
しかし、異物の侵入が多くなるとたんの量が多くなり、線毛にくっついたり、粘膜に炎症を起こし、線毛がはがれおちたり、うまく働かなくなったりしてしまうのです。すると、線毛のSOSを受け取った脳が、気道に絡みつくたんを外へ出そうと「せき」を起こすのです。
出典:nodohana.jp
画像出典:nodohana.jp
この「線毛」を常に強い状態に維持するために水分を摂り、ウイルスなどの異物を洗い流す役割を果たしています。
水分補給により流されたウイルスは胃袋へ達しますが大丈夫なのでしょうか。
結論は胃酸により死滅させられるので全く問題ないと言われています。
他にも予防法はあると思いますが、まずはあたりまえの方法を正しく実践する事が大切だと思います。そしてこれらの予防法が新型コロナの流行で大きく見直されています。
インフルエンザの予防方法に効果的な飲み物や食べ物
次にインフルエンザに効果のある成分を含む食べ物や飲み物を見てみましょう。
緑茶
ペットボトルでも多くの種類が販売されています。
画像出典:wol.nikkeibp.co.jp
【緑茶の効果】
カテキンは、インフルエンザウイルスを不活化します。緑茶は、不発酵茶なので発酵茶のウーロン茶や紅茶よりもカテキンが多く含まれています。
また、緑茶に含まれるエピガロカテキンガードという物質は免疫力を向上させる効果があるため、インフルエンザ予防に望ましいといわれています。1度にたくさん飲むのではなく、回数を分けて少しずつ飲むようにすると、のどの抗菌作用が維持できるのでよいでしょう。
出典:kidsna.com
免疫力強化に加え、乾燥防止やウイルス洗浄効果もあるので一石二鳥と言えます。
まいたけ
きのこ系は様々なシーンで、登場する食材ですが今回は「まいたけ」に注目です。
画像出典:park.ajinomoto.co.jp
テレビ番組で大変、興味深い放送がされていたのを見つけました。
「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)
では“キノコパワー”を特集。「雪国まいたけ」や中部大学の共同研究によると、インフルエンザA型に感染したマウスに「マイタケα-グルカン」を摂取させる実験を行った結果、
ウイルスが激減したそうです。「マイタケα-グルカン」とはまいたけ独自の成分で、免疫力が低下したマウスでの実験でもインフルエンザウイルスの減少を確認。番組で解説していた内科学会専門医の大竹真一郎は「あくまでマウスの実験の段階」と念を押していましたが、「インフルエンザの予防効果を期待出来るかもしれない」とコメントしています。
出典:lettuceclub.net
マウス実験でかつA型ウイルス限定ではありますが、リスクはないので食べてみるのもありでしょう。
他の食材と混ぜた炒め物や冬場なら鍋の材料など料理方法を変えて食してみては如何でしょうか。
他にも免疫効果も高く腸内環境をよくするヨーグルトなどが効果的と言われています。
インフルエンザの予防方法まとめ
「3密を避ける」事ももちろん重要ですが、接触を恐れ、1年中ステイホームしていては経済がマヒしてしまうのでウイルスとの共存は必要です。
インフルエンザ活動期には、可能な限りの予防法を実践し罹患率を少しでも下げるように一人一人が意識を持って行動する事が重要です。また新型コロナの治療薬やワクチンが生産され流行が下火になる事を切に願います。