『問題物件』第1話のあらすじと感想！借りたら必ず死ぬ部屋の謎に迫る

2025年1月にスタートしたドラマ『問題物件』は、不動産業界を舞台にしたミステリードラマとして注目されています。第1話では、「借りたら必ず死ぬ部屋」をテーマに、奇妙な事件の謎解きが描かれました。

謎の男・犬頭光太郎（上川隆也）と心霊現象が苦手な若宮恵美子（内田理央）の凸凹コンビが挑む、不動産ミステリーの幕開けです。本記事では、第1話のあらすじと感想を詳しく解説します。

★この記事にはネタバレが含まれます★
※以下の内容には『問題物件』第1話の重要なネタバレが含まれます。まだ視聴していない方はご注意ください。

『問題物件』第1話のあらすじ

若宮恵美子、新部署での初仕事

第1話では、不動産会社のOLである若宮恵美子（内田理央）が、新たに設立された「販売特別室」に配属されるところから物語が始まります。この部署は、通常の営業とは異なり、心霊物件や事故物件といった特殊な問題を扱う専門部署。若宮は不動産業界でのキャリアを重ねてきたものの、こうした問題物件の対応には不安を抱えていました。

配属後、早速「借りたら必ず死ぬ部屋」という物件の調査を担当することになります。この部屋は、過去5人の入居者が次々に自殺したといういわくつきの物件。心霊現象が苦手な若宮は恐怖を感じつつも、仕事として調査を開始します。この物件には、入居者が死に至る原因が隠されており、若宮はその謎を解明するために奔走することになります。

この仕事は、若宮にとって未知の領域への挑戦となり、彼女の成長物語の始まりを予感させるものでした。視聴者にとっても、問題物件の舞台裏がどのように描かれるのか、興味を引きつける導入部分となっています。

犬頭光太郎との出会い

若宮が問題物件の現場を訪れると、そこには謎の男・犬頭光太郎（上川隆也）が待ち受けていました。自称「吾輩は犬である」と言い放つ犬頭は、ユニークなキャラクターで、若宮を困惑させる一方で、その鋭い洞察力で次々と物件の謎に迫っていきます。犬頭は不動産業界の裏事情にも精通しており、普通では気づかないような細かな点に目をつける才能を持っています。

初対面の若宮は、犬頭の奇妙な言動に戸惑いを隠せませんが、次第に彼の実力を認め、共に調査を進めることに。犬頭の推理は大胆かつ的確で、物件に潜む謎の核心に迫ります。彼の存在が物語の推進力となり、若宮にとっても頼りになるパートナーとして描かれています。

犬頭と若宮の出会いは、このドラマの主要なテーマである「人と物件が持つ秘密」を象徴しており、物語をさらに盛り上げる重要なシーンとなっています。

物件に隠された密室殺人の真相

調査が進むにつれ、若宮と犬頭はこの物件で起きた5件の自殺に隠された真実にたどり着きます。初めは全てのケースが単純な自殺と思われていましたが、犬頭の鋭い洞察力によって、それが巧妙に仕組まれた密室殺人であることが判明します。

事件の黒幕は、物件の管理人である須貝。彼は自殺願望者の集まるサイトを利用し、入居者を意図的に選んで部屋に住まわせていました。さらに、一人の入居者を自らの手で殺害し、密室トリックを仕掛けて自殺に見せかけていたのです。この事実を突き止めた犬頭は、事件を見事に解決。若宮もその推理力に感心し、彼への信頼を深めます。

密室トリックの解明シーンは、ドラマの中でも特に見応えのある場面です。視聴者にとっても、事件の真相が明らかになる瞬間は大きなインパクトを与え、物語の展開に期待を抱かせる仕上がりとなっています。

密室殺人のトリック解明

『問題物件』第1話では、物件で起きた5件の自殺とされる事件が、実は巧妙に仕組まれた密室殺人であることが明らかになります。この密室トリックは、日常的な建物の構造と環境を巧みに利用した興味深いものでした。

物件は「借りたら必ず死ぬ部屋」と呼ばれ、過去に5人の入居者が連続して死亡したとされています。当初は全て自殺と考えられていましたが、調査を進める中で、死亡事件が密室殺人だったことが判明します。

犯人である管理人・須貝が考案した密室トリックは、以下の手順で行われました：

• 被害者を部屋内で殺害。
• 玄関の鍵をかけて部屋を出る。
• 立て付けの悪い窓の鍵を、ぎりぎりの状態に設定する。
• 外を通る重機の振動を利用し、窓の鍵が自然に閉まるよう仕掛ける。

これにより、外部から見ても完全な密室が作り出され、死亡事件が自殺に見えるよう偽装されました。

管理人・須貝の動機は、最初の被害者である樽水が自身の女性問題を知ったことにありました。その後、須貝は自殺志願者のサイトを監視し、入居者を選定して次々に犯行を重ねました。自殺願望を持つ人々を利用するという冷酷な手法が特徴的です。

謎の調査員・犬頭光太郎（上川隆也）と若宮恵美子（内田理央）は、調査の中で以下の点に着目しました：

• 窓の鍵の立て付けが悪いという住民からのクレーム。
• その部屋だけ鍵が交換されていなかったという事実。

これらの情報を基に密室トリックを解明し、須貝の犯行を暴きました。建物の構造や環境特性を熟知していた須貝だからこそ可能だったこのトリックは、視聴者を驚かせる斬新なアイデアに溢れていました。

このエピソードでは、建物そのものが事件の舞台となり、不動産ミステリーとしての面白さを存分に発揮しています。巧妙なトリックと解決の過程は、多くの視聴者を引きつけたポイントです。

『問題物件』第1話の感想と見どころ

第1話を通じて最も印象に残るのは、犬頭光太郎のキャラクターです。彼の破天荒な言動と鋭い推理力のコントラストが、物語に独自の魅力を与えています。上川隆也の演技は、そのユニークなキャラクターをさらに引き立てており、視聴者を引き込む大きな要素となっています。

犬頭が事件を解決する過程では、ユーモアと真剣さが絶妙に融合しており、軽快なテンポで進むストーリー展開が楽しめます。また、犬頭の正体に関する謎も提示されており、「本当に犬の化身なのか？」という問いが物語にさらなる興味を持たせています。

視聴者にとって、彼のキャラクターがドラマ全体を牽引する存在であることは間違いありません。今後のエピソードで彼の背景や目的がどのように明かされていくのかが注目されます。

『問題物件』第1話まとめ

『問題物件』第1話では、不動産を舞台にしたミステリードラマの魅力が詰め込まれた物語が展開されます。主人公の若宮恵美子（内田理央）は、不動産会社の特殊部署に配属され、「借りたら必ず死ぬ部屋」と呼ばれる問題物件の調査を担当します。

そこで出会った謎の調査員・犬頭光太郎（上川隆也）は、ユニークな性格と鋭い推理力で事件の核心に迫ります。

物件で起きた連続自殺事件は、実は管理人が仕掛けた密室殺人だったことが明らかになります。犬頭と若宮は、建物の構造やクレームの記録から犯行の手口を見抜き、事件を解決します。

独自の設定や巧妙なトリック、キャラクター同士の掛け合いが印象的な第1話。今後のエピソードでは、犬頭の正体やさらなる問題物件の謎が描かれると期待されます。